(株)アイリス 第一生産部が提供する2色成形

(株)アイリス 第一生産部が提供する2色成形

Copyright © IRIS All Rights Reserved.

ホーム射出成形(単色成形)とは

INJECTION射出成形(単色成形)とは

2射出成形(単色成形)とは

私たちの身の回りにあるプラスチック製品の多くは、射出成形(単色成形)という技術によって作られています。
射出成形は、プラスチック材料を溶かし、金型に注入して製品を成形する技術です。
複雑な形状の製品を、大量かつ高精度に生産することができ、自動車部品、家電製品、医療機器など、幅広い分野で活用されています。

射出成形の基本的な仕組みは以下の様になります。

  1. 〇材料供給
    原料(ペレット状の樹脂)をホッパーから射出成形機へ供給します。
  2. 射出成形工程1『材料供給』
  3. 〇加熱・溶融
    ヒーターによってスクリュー内で原料を加熱し、溶融状態にします。
    スクリューの回転と前進によって均一に溶かされます。
  4. 射出成形工程2『加熱・溶融』
  5. 〇金型への射出
    溶融した樹脂を 高圧で金型内に注入します。
    圧力(射出圧)をかけることで、隅々まで樹脂が行き渡ります。
  6. 射出成形工程3『金型への射出』
  7. 〇冷却・固化
    冷却時間は製品の厚みや材質によって変化します。
  8. 射出成形工程4『冷却・固化』
  9. 〇金型開放・取出し
    金型を開き、突き出し機工で製品を押し出します。
    製品に傷がつかないよう、慎重に取り出します。
  10. 射出成形工程5『金型開放・取出し』

この工程を繰り返すことで、同じ形状の製品を大量生産することができます。

2色成形の仕組み

1つの材料を射出成形する単色成形に対して、2つの材料を射出成形し、一体化させる技術を「2色成形」と言います。
2色成形では、異なる色や性質を持つ2種類の材料を組み合わせること出来るため、より複雑で機能的な製品を作り出すことができます。
成形には専用の成形機(2色成形機)を用います。
2色成形機は、2つの射出ユニットと金型から構成され、金型が回転しながら成形を行うことで、製品が作り出されます。

二色成形の工程

1. 型締め:
1次・2次の固定型を可動型と組み合わせる型締めを行います。

2. 1次側射出:
最初の打ち出しのみ1次側だけ射出を行い 1次製品を成形します。※2回目以降は1・2次同時に成形します。

3. 型開き・回転開始:
1次側の射出・充填・冷却が完了したら 型開きを行い、可動側に製品を保持した状態で可動側金型が回転し始めます。

4. 金型回転 完了:
可動側金型は回転テーブルにより180°回転し、1次側と異なる2次側固定型に移動します。

5. 型締め:
再度、型締めを行います。 1次側は製品なし。 2次側には1次製品が可動側金型に保持した状態で、同時射出前の準備完了状態です。

6. 樹脂射出 (2次・1次共に同時射出):
1次側・2次側の樹脂が 各々同時に射出されます。各々違った条件で射出される様管理されてます。

7. 取り出し:
1次側・2次側の成形が完了したら型開きを行い、2次側から2色成形品を取出します。

工程No3~7を 繰り返し行い、自動連続成形 (量産)が出来ます.

以上が2色成形機による成形の流れです。
二色成形の技術は、多様な分野の製品で活用されています。
株式会社アイリス第一生産部では、2色成形に特化した金型設計から、量産までの一貫生産体制を整え、幅広いニーズに応えています。
2色成形の製品開発や量産が必要な方は、株式会社アイリス第一生産部へ是非お問い合わせください。